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秋季剪定
桃農家さんの秋のお仕事。
収穫が終わり1ヶ月半が経った9月の中旬
まだ葉が茂っているこの時期に
全体に日光が行き届くように
枝を切る作業
…秋剪定(あきせんてい)をします。
来年の春、良いスタートを切るためにこの時期のお仕事はとっても大切です。
生長に回す養分が多いと木が強く伸びます。
それを防ぐために太い枝(徒長枝)を切ります。
そして木を落ち着かせてあげます。
※徒長枝とは?
忌み枝(読み方:いみえだ)と言われる「切るべき枝」とされているもののひとつで「徒(いたずら)に伸びた枝」という意味を持ちます。
夏の間にぐんぐん伸びた枝。
お日様が良く当たっていた
幹の背中は強い枝がつき
下の方は弱い枝になっています。
強い枝をきって
下の方の枝にもお日様がたくさん
当たるようにしてあげます。
本来延ばしたい枝に邪魔になる枝を切り
残す枝にお日様がたくさん当たるように枝を調整していく秋剪定。
地面に落ちる枝葉の木漏れ日の状態を見て枝の切除が必要かを判断していきます。
お日様の光をたくさん木に入れてあげて
花芽を充実させ来年の春花芽を付ける枝として残していく作業です。
同じ品種でも樹1本1本
性格・性質が違うので
よく観察をして切っていきます。
せっかく伸びた枝だけども
来年たくさんのお花が咲いて
たくさんのモモコがなるように
迷いなく切る!が大切です。
剪定後…
切った枝にお薬「癒合剤」を塗ります。
人がけがをしたときに使う傷薬と
同じような役割を果たすもので
剪定後の切り口を保護して枝の治癒を早めます。
切り口にお薬を塗ってあげます。
「いたいのいたいのとんでいけ~」
桃の枝も人間と同じです。
傷口は早く治してあげなきゃ!!
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